誰かが言わねば

~誰も本当のことを言いたがらない。誰かが言わないといけないことだから、私が言おう~

ブログ「誰かが言わねば」について

我々が生きている現実の世界には幸せな出来事が起こりますし、不幸せな出来事も起こります。希望を感じる瞬間もありますし、絶望する時もあります。頑張ればできることもありますし、頑張ってもどうにもならないこともあります。

 

楽しいことや幸せなこと、希望に満ちた話や頑張ればできるという話。そういう耳ざわりのよい話ばかりをしていれば、誰からも批判されませんし誰からも嫌われずにすむのかもしれません。しかし不幸せなことや絶望的なこと、頑張ってもどうにもならないことから目をそらしても、それらは消えてなくなるわけではありません。目をそらしている間に問題がより深刻になっている可能性は大いにありますが、目をそらしている間に問題が解決していることはまずありません。

 

一人の人の人生にも、世の中全体にも、不幸せなことや絶望的なこと、頑張ってもどうにもならないことがたくさんあります。現実に存在するものは、誰が何と言おうと存在するのです。現実に存在する以上、それらの不幸と関係を持たずに生きていくことはできません。にもかかわらず、自分達をとりまく不幸とどのようにつきあっていくべきなのかという話をする人が少なすぎます。

 

「あなたの夢は必ずかなう」と言う側の人はたくさんいますが「現実には夢がかなわない人の方が多いのだから、あなたの夢もかなわない確率の方が高い」と言う側の人が少なすぎます。「あなたの夢は必ずかなう」と言う側に立った方が他人から嫌われませんし批判もされません。しかしみんながお花の世話をする係しかやりたがらないのでは、世の中は成り立ちません。

 

空気を読む能力が高いのは日本人の長所でもあり短所でもあります。お互いに、相手が言われたくないことを察知して相手を傷つけないように気をつかいあいます。それは相手を傷つけないためでもあり自分自身が傷つかないためでもあります。しかしその間に、現実に存在する問題が解決してくれるわけではありません。「あなたが目をそらしてる間にあなたの問題はどんどん大きくなっていますよ」と言ってくれる人すらいないのが日本人のコミュニティの欠陥です。ことなかれ主義では現実に存在する問題をひとつも解決できません。

 

現代の日本の社会が抱える問題、日本に生きる人々が直面している問題について、耳ざわりが悪くても無視できない現実はたくさんあります。誰も言わないのであれば、私が言うしかありません。

 

問題を解決するためには、まず問題を見つめるしかありません。問題を解決できない場合にも、問題を見つめることには意味があります。なぜなら不幸な出来事から目をそらしているがためによけいに不幸が増幅される、ということがありえるからです。

私は身も蓋もない話もしますし読む人を不快にさせるような話にも踏み込みます。それは誰かが言わねばならない現実なのです。

※エントリーのタイトルは釣り気味のこともありますが、中身はマジメに書いてますのでご容赦ください。

 

 

 

当ブログの内容には電子書籍「愛というストレス、幸せという強迫」を読んだ後でないと理解しにくい内容が一部含まれてしまうことがあるかもしれません。このブログではできるだけ「愛というストレス、幸せという強迫」を読んでいない人にも理解できるように書くことを心がけていますが、どうしても読んでいない人には理解しにくい内容を含んでしまう場合があります。

この話を説明するためには、前提としてまずこの話をしておかないといけないし、その話をしようと思うとその前にさらにこの話をしておかなくてはならない、という場合があります。そういった長い話はブログには適していませんので「愛というストレス、幸せという強迫」の内容はブログでは公開せずに電子書籍として販売しています。

このブログではできるだけ「愛というストレス、幸せという強迫」を読んでいない人にも理解できるように書くことを心がけていますが、読んでからブログを見ていただいた方がより深く理解していただけることは間違いないと思います。

 

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